2011年09月12日
「下水道の日」は、1961年(昭和36年)、著しく遅れているわが国の下水道の全国的な普及(当時の普及率: 6 %)を図る必要があることから、このアピールを全国的に展開するため、当時の下水道を所管していた建設省(現在の国土交通省)、厚生省(現在は環境省に所管変更)と本会の前身団体が協議して「全国下水道促進デー」として始まりました。
奈良県では、下水道の日に合わせ、「浄化センター・第二浄化センター・宇陀川浄化センター・吉野川浄化センター」で、下水道施設見学と楽しい無料イベントを毎年行っています。今年のテーマは、親子で施設見学〜下水道ってなあに〜です。
浄化センターで行われた様々なイベントの様子を紹介します。
盲目のピアニスト市川純也君ピアノコンサート
わたがし シャボン玉
顕微鏡による微生物観察 氷の中のおもちゃを取るゲーム
ヨーヨーすくい ストラックアウト
ここは、大和郡山市額田部南町にある浄化センターで汚水を処理する大和川上流流域下水道の第一処理区は、水質汚濁の目立つ大和川を守るため県内最初の流域下水道事業として昭和49年に運転を開始しました。
大和川右岸の奈良市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、生駒市、香芝市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、広陵町の七市八町を処理区域としています。
計画処理面積は約26,500ヘクタール、計画処理人口は約102万人。浄化センターの現在の処理能力は日量331,500トンで、幹線管渠は全体の94.3%が完成しています。
広大な敷地内には緑豊かな公園と、ファミリープールや野球場、フラワーセンターなどの施設があり、県民の集う憩いの場として利用されています。明るく、親しめる浄化センタ−、緑に包まれた森のなかの浄化センタ−、自由に歩ける浄化センタ−等の考えにもとづき建設、運用されています。
水処理施設では毎日約247,000m3/日 の下水を処理しています。汚泥処理施設は、下水から発生した汚泥を濃縮−消化−脱水−乾燥−焼却、という工程を経て処理しています。
日に3回行われた、施設見学会の様子を紹介します。
管理棟の最上部の、大きな展望台の中から施設見学は始まりました!
最終沈殿地で魚が住める位の水質になります!
ご意見・お問い合わせは、下記の各課まで
奈良県水循環・森林・景観環境部 水資源政策課
県土マネジメント部 河川整備課/県土マネジメント部 下水道課