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下水道って?

みんなが台所やおふろで使った水がそのまま川と流されてしまったらどうなるでしょうか。
川はよごれてしまい、いきものがすめない川となってしまいます。きれいな川を守るためには、よごした水をきれいにしてから川に流さなければなりません。
下水道はみんながよごしてしまった水を集めて、きれいな水に戻してあげるための施設です。
ではみんなが流した水はどのようにしてきれいになるのでしょうか。
家から出た水はどこへ行くの?
下水道を使っている家では、使った水は地下にうめられた下水管を通って下水処理場に集められます。
みんなは道路にいろいろなマンホールがあるのを見たことがあるでしょう。そのなかには下水管につながっているものがたくさんあります。
雨水はきれいなのでそのまま川に流されます。
マンホールのふた
金魚が描かれている大和郡山市や、法隆寺の五重塔が描かれている斑鳩町など、そのまち独特のマンホールのふたもあります。
処理場に集められた排水は微生物の力を借りてきれいにします。
下水処理場のしくみ
生物反応層で活躍する微生物たちです。顕微鏡で見るとその姿がどのようなものかわかります。
このほかにもさまざまな種類の微生物が水をきれいにしています。
ロタリア エピスティリス トコフィリア つりがねむし
奈良県内にもたくさんの下水処理場があります。そのなかでも大和川の流域にあるものを紹介しましょう。

浄化センター

写真

施設の様子

生物反応層
微生物の力で水をきれいにします。 最終沈殿地
生物反応層で働いた微生物を沈めます。 放流口
きれいになった水は大和川に放流されます。

第二条かセンター

奈良県で2番目に大きい下水処理場です。広陵町と河合町のさかい、高田川(写真右)と曽我川(写真左)の御流する地点につくられました。浄化センターと同じようになかに公園があります。
現在約30万人分の生活排水をきれいにしています。きれいにした水は大和川の支川のひとつ、曽我川にながしています。第二浄化センターには大和高田市、橿原市、御所市、香芝市、葛城市、鷹取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町から排水が流れこみます。

竜田川浄化センター

生駒市の街中にある小さな処理場です。現在生駒市の約2万人分の生活排水をきれいにしています。
きれいにした水は大和川の支川のひとつ、竜田川に流しています。