河川レポート

菩提川 ♪菩提日和 ぼだいびより♪

奈良国立博物館

2012年01月20日




 幾つもの源流を有する菩提川、その流れの一つは、「奈良国立博物館」の水庭に流れていきます。奈良国立博物館の前史は1874年(明治7年)、当時の奈良県県令・藤井千尋が中心となり、官民合同の奈良博覧会社が設立されました。1875年(明治8年)開催された第1回奈良博覧会は、東大寺大仏殿と周囲の回廊を会場として、正倉院宝物をはじめ、社寺や個人から出品された書画、古器物、動植物標本、機械類などが陳列され、80日間の会期中にのべ17万人の来場を数えました。その後奈良博覧会は1877年(明治10年)を除いて毎年開催され、1890年(明治23年)までに計15回行われ、1889年(明治22年)宮内大臣通達により東京の博物館の名称を「帝国博物館」に改めるとともに、京都と奈良にもそれぞれ帝国博物館を設置することが決まり、興福寺旧境内である現在地で1892年(明治25年)より建設工事が始まり、1894年に本館が竣工、1895年(明治28年)帝国奈良博物館として開館しました。1900年(明治33年)には館名を奈良帝室博物館に改めました。この呼称は1947年(昭和22年)まで使われ、1947年、新憲法の公布とともに博物館は文部省に移管され、国立博物館奈良分館となりました。奈良国立博物館という名称に変わったのは1952年(昭和27年)からです。所管は1950年(昭和25年)文化財保護委員会、1968年(昭和43年)文化庁に変更し、2001年(平成13年)からは独立行政法人国立博物館、2007年(平成19年)からは独立行政法人国立文化財機構の設置する博物館となっています。

                                        

仏教美術を中心とした文化財の収集、保管、研究、展示を行うとともに、講演会や出版活動などを通じた普及活動を行っています。展示施設は旧帝国博物館時代の本館、本館付属棟、東新館、校倉造りを模した昭和の西新館館、地下回廊があります。このうち本館は、赤坂離宮(迎賓館)や、京都国立博物館などを手がけた宮廷建築家で、工学博士の片山東熊の設計により1894年(明治27年)竣工したもので、全館レンガ造のフレンチルネッサンス様式で明治期の洋風建築の代表例として国の重要文化財に指定されており、壁面の黄土色は、東欧に多い色、マリアテレジアイエロー(オーストリアのウィーンにあるシェーンブルン宮殿の外壁色が原型とされている)に仕上げてあり、奈良には数少ない西洋建物である。展示品は館蔵品のほか、奈良県下を中心とした社寺や個人からの寄託品も多く、毎年秋に実施される「正倉院展」の会場でもあります。
 
本館、本館付属棟(なら仏像館・青銅器館)
 なら仏像館では、飛鳥時代から鎌倉時代にいたるまでの すぐれた仏像を数多く展示しています。また中国・朝鮮半島の仏像も展示しています。国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示となっています。渡り廊下でつながれた青銅器館には、美術商の坂本五郎氏の寄贈である中国古代の青銅器 (坂本コレクション)を展示しています。

                                                            

東新館
 東新館は特別展や正倉院展、また、特別陳列などの小規模な展覧会の会場にも利用しています。
 

西新館
西新館では、絵画・書跡・工芸品・考古遺品の名品展をおこなっています。ほぼ1ヶ月ごとに展示替えをしています。ただし、西新館は正倉院展をはじめとする特別展の会場としても利用しているため、名品展が行われない期間もあります。
                                                                          

仏教美術資料研究センター
1980年に新設された仏教美術資料研究センターでは、仏教美術に関連する資料の作成・収集・整理・保管を行っており、毎週水・金曜日に限定して一般に公開されています。


                                                                         


アクセス
JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス(市内循環外回り)「氷室神社・国立博物館」下車すぐ

近鉄奈良駅から徒歩約15分
                                           

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