河川レポート

菩提川 ♪菩提日和 ぼだいびより♪

H火野

2012年01月01日



 菩提川の源流域でもある、奈良県奈良市街の東方を占める総面積約660ヘクタールの林野範囲を春日野といいます。興福寺・東大寺・春日大社・奈良国立博物館などと一体になっている広大な範囲ですが、そのうち、春日大社参道の南側を特に飛火野といい、能『野守』の舞台とされています。「飛火」の字が当てられていますが、「とぶひ」といえば「烽」。奈良時代に烽(とぶひ)が設置されたことから、飛火野(とびひの)、(とぶひの)の別名があります。古くは712年に急を告げる烽火(のろし)狼煙(のろし)を上げていた場所だとも言われています。池や沢などもあり、奈良公園(名勝)に属しています。万葉などの古歌にも詠まれ、歌枕としても知られています。阿倍仲麻呂は「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」と和歌に詠んでいます。

春日の大明神が夜半に鹿道(ろくどう)(大神が鹿を召されてお着きになった場所=春日大社神苑(しんえん) 萬葉植物園西方向付近)へ着いたとき、足元が暗いので、お供の八代尊(やしろのみこと)が口から火を出して道明かりとされ、その火が消えずに時々飛びまわったので、飛ぶ火の野、「飛火野」とされ、聖武天皇の時代に野守(のもり:立ち入りを禁じられている野の見張り人)を置いて守られたという話が伝わっています。
  


アクセス
最寄駅JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
                                           

前のページへ戻る河川一覧へ戻る

 

ご意見・お問い合わせは、下記の各課まで
奈良県くらし創造部 景観・環境局 環境政策課県土マネジメント部 河川課県土マネジメント部 下水道課

Nara Prefecture All Rights Reserved. 各ページの記載記事、写真の無断転載を禁じます。
  • Nara Prefecture
  • 輝く水を未来に 奈良県流域下水道センター