河川レポート

菩提川 ♪菩提日和 ぼだいびより♪

ス喘

2011年10月26日



荒池(あらいけ)は、源を御葢山(みかさやま=通称:春日山)に発する率川(いさがわ=菩提川)が流れ込む農業⽤灌漑池です。荒池の真ん中には国道169号が通っていて、池は東西に分断されています。池の水は南端で道をくぐってつながっています。西池畔には奈良ホテルが建ち、西側の池堤は石積みのダムとなっています。
 池のオーバーフローは暗渠の中を西へ流れて、一部が猿沢池へ流入し、猿沢池東南の猿沢荘と交番の間で地表に出て、池の南に沿って流下しています。

荒池が造成された年代は不明ですが、1589年(天正17年)に大和大納言豊臣秀長が奈良の代官井上源五に命じて、奈良の人足を総出で築造させたとも伝えられています。その後、江戸時代の一時期には荒廃したらしく、池底跡と考えられる場所には、興福寺の塔頭があったことが、奈良町絵図に描かれています。明治16 年(1883)の大干ばつを受け、明治21年(1888)に三条町・大森町・杉ヶ町の用水池として改修され、ほぼ現在の荒池の姿になりました。
 昭和初期の名所案内記「奈良御案内」(昭和3〜9 年(1928〜1934))に紹介され、写真家入江泰吉の作品「荒池」としても有名です。

荒池 奈良ホテルの東に、「荒池の子安地蔵尊」という石地蔵が安置されています。この地蔵には伝説があり、昔、堂守の老婆が、夜中に目を覚ますと、お堂の中が騒がしいので、聞いてみると「今夜は、忙しいのだ。これからお産の手伝いに行かねばならぬ。」という話声がする。恐る恐る堂内を覗いてみると、地蔵尊が白装束で、白馬に跨って立って居られ、やがて何処かへ出て行かれた。翌朝地蔵尊は、全身汗びっしょりとなっておられた。この事は都中の評判となり、地蔵尊は出産の手伝いをしてくれる、と多くの人々が安産を祈願し、以後子安地蔵尊と呼ばれるようになりました。出産のときには、いつも佛体がぬれるといわれています。                                                  


アクセス
最寄駅JR・近鉄奈良駅よりバス「奈良ホテル」停留所下車すぐ

クリックすると大きく表示されます

                 
                       ◆                     ぁ        

前のページへ戻る河川一覧へ戻る

 

ご意見・お問い合わせは、下記の各課まで
奈良県くらし創造部 景観・環境局 環境政策課県土マネジメント部 河川課県土マネジメント部 下水道課

Nara Prefecture All Rights Reserved. 各ページの記載記事、写真の無断転載を禁じます。
  • Nara Prefecture
  • 輝く水を未来に 奈良県流域下水道センター